基礎工事について 


最近、埼玉で基礎工事を行ったのですが、「やはり埼玉辺りでは余り丈夫な基礎を作らないようです。」この写真が実際に掘った写真です。当社は 基本尺基礎なのですが、見ての通り横のお墓は20㎝あるいは15㎝です。埼玉辺りのお寺は余り深くしない基礎が多いです。(実際には「15せん」「20せん」と言いましてこの深さの基礎でも問題はありません。)又木枠等を組んで独立すらさせないで横の基礎にくってけている場合もあります。勿論、きちんと仕事をしている石材店もいます。ですが、やはり、当社は「尺基礎(30㎝)の深さ」「13ミリ鉄筋を職人が組んで配筋」これは譲れない所になります。ですが一部の墓石会社からは「尺基礎なんてやらない地域なのに迷惑」とか「13ミリなんて使わずメッシュでいいのの強調するな」とか言われます。そして見栄えは「しっかりと地ならしをした、太い鉄筋を手で編み込んだ基礎は歪に見えます。」ですがこの歪に見える基礎こそが丈夫な証し。多少見栄えが悪くても譲れないですね。 丈夫な基礎のお墓なら石の坊まで

雨の日のお墓の施工や難しい施工について


雨の日のお墓の施工について良く書かれています。殆どの内容は書かれておりますが、他の方が書かれていない内容について今回は書いてみようかと思います。雨の日のお墓の施工をしている多くの墓石店は「自社で施工職人」を抱えている会社です。よく考えて下さい。 施工用の職人を3人会社で抱えていたとします。もし、梅雨などで天候が崩れ、雨が降り続く日が1週間あったらどうでしょうか? 月給で給料を払っているので「遊ばせる訳にはいきません。」その結果、「雨でも仕事してね。」そうなってしまいます。当社の様に「外注で職人に施工を依頼している場合はどうか?」職人も雨の日に作業をしたくないので「しっかりと休み」をとります。「天候が悪い時にはしっかりと仕事をしないで貰いたい。」その為に納期として3か月頂いております。そうする事によってより良い日に施工をして頂けます。ですが、、、「それでも、何が何でも雨の日に施工をして貰いたい。」そういった場合はどうなるのか、、、まず引き受けてくれても「職人さんへの支払いが割り増しになります。」 実は過去に数回、勤め人時代も含んで、雨の日の施工をした時があります。お客様のご希望や納期のせいでその日にするしか無かったのですから仕方ありません。 その1例が 「易者絡みです。」 易者の先生に占ってもらった結果、、「9月11日(すいません日時は適当です。)にお墓を建てると運が開けるから、絶対にこの日に施工して下さい。」そして、建墓予定日近く 私「あの、9/11には大雨になるというお話しですが、それでも建てますか。」 お客様「その日を過ぎると3年間お墓を建てたらいけないらしいので絶対お願いします。」 職人「流石に暴風雨じゃ無理だよ。」 仕方ないのでこの職人からの紹介で「特殊工」にお願いしました。実は「他の職人が出来ない仕事ややりたがらない仕事を完璧にこなす職人がいます。」ただ、金額がむちゃくちゃ高額です。 雨のケースの時は何と石を屋根付きのトラックで運んできました。そして、特殊なパックで包んできて(スーパーの魚等に近いです。)そして現場にサーカスで使うテントの小型版を設置。大体近くのお墓を含んで15件くらいまで広がっていました。そして専用ヒーラー(?)を石に挟み込んで充分乾燥させて施工してきます。 そして接着にはセラミックボンドに更に特殊薬品を入れて施工。最初から最後まで一切雨に触れずに施工。又ヒーラー(?)を挟んでいたので湿気すらなく施工。まさに神業でした。ただ、金額は通常同じ工事をするなら10万そこそこの職人への支払いに対して払った金額は確か36万円。特殊な事をお願いするという事は金額が掛かるという事です。この職人は実は千葉にいるのですが依頼条件の一つが「絶対に写真を撮らない事。」これは技術を盗まれたくないからだそうです。腕は良いけど高額すぎて普通じゃ使えません。 ちなみに、このエピソードは勤め人時代のエピソード、、この後私に待っていたのは、「始末書と部長の激高」でした。  当社、石の坊に置いての失敗は写真のお墓です。実はこのお墓を建てた霊園、昔しは重機を使って良かったのですが、、、しばらく前から「重機は一切使ってはいけなくなってました。」たしかに周りのお墓を見ると、、芝台が割ってあったり、8寸角だったりしました。なのに、写真の様な大きな墓石で契約してしまいました。しかも黒御影、、100キロを超えるパーツ多数、これは人工を増やせば対応できますが、一番恐ろしかったのは「700キロのパーツ」と「400キロのパーツ」がありました。職人から「物理的に出来ません。」との事でした。そしてまたもや「特殊工」の出番。ちなみにこの二つのパーツを特殊なワイヤー入りの帯で4人で持ち上げて載せて去っていきました。時間にしてものの1時間。ちなみにこの方も写真撮影不可でした。金額は、、、書きませんが「信じられない位高かったです。」それでも、思いっきりサービスしてくれた金額。正直、当社のお墓4件分以上の利益が飛んでいきました。  結論からいうなら、「雨の日の施工や特殊な施工でも難なくこなす凄腕の職人はいる。」ただし、高額すぎるのでまず、使えない。そんな所でしょうか? 

命がけの施工、、、頭が下がります。

先日、神奈川のお墓の下見を職人とした時です。職人が「これ本当に施工しなきゃいけないのかな?」そう言いだしました。どうしてそんな話しになったかというと絶壁に近い場所のお墓の施工でした。しかも車を止められる場所から数百メートル歩き カートクレーンまぁ入るかな、そんな感じ。、、お墓の後ろ側が目視でどうみても15メートル位ある崖なのです。勿論、落ちたら運が悪ければ死ぬかもしれません。崖なので杭を打とうが何をしようが崩れる時は崩れます。 近く施工している石屋さんに聞くと「やる事はやっているけど、割り増し貰っているな。危ないから。」そう危険だからという理由で割り増しで30万円位取っている場所なのです。(元々の金額も施工がしにくい場所だから高いです。)ですが、お客様のご希望は出来るだけ安く、、ご希望は都営霊園の35万円のお墓なのですが、神奈川への出張と工事が難しい場所と聞いていたので+5万円で40万+税金=432000円のお仕事です。ですが、家に年寄りがいて「支払いを半金+半金じゃないなら契約しない」と言い出しました。又息子さんも「近い石材店が何かといんじゃないか」と言い出しましたので、「そうですね、当社は半金半金に出来ないし、本来は都営霊園専門なので、地元の方が良いんじゃないですか?」と切り上げて帰ってきました。正直ラッキーでした。「だって崖だからどんなに頑張っても崩れたらおしまい」しかも「後ろは崖で落ちたら死にかねない施工。」まさか、ここまで大変な場所だとは思っていませんでした。本当に契約にならなくて良かったと心から思います。ですが、もし、契約になっていたら「職人に頭を下げてお願いいするしか無かった。」です。 ですが、後日、結局「半金+半金」にして頂けるという理由で70万円でWEBの墓石店と契約したそうです。その時になってお父様は「やっぱり、東京の石屋さんの方が安かった。」そう言われたそうですが、、、私が気になったのはそんな事より「断崖絶壁です。」 「そのWEBの墓石屋さんは現地を確認されたのですか?」と聞いて見ました。 「いや見に来てないよ」、、、多分、契約した以上は勿論建てると思いますが、、あのような現場を見た時の反応はどう思うのでしょうか? 万が一高所恐怖症なら足が竦めでしょう。墓石関係を長くやっていますが「初めて契約にならなくて良かった。」そう思いました。 ただ、こういう「一歩間違ったら死ぬ」そんな場所でも施工している石材店がいるのも事実。正直こういう怖い場所を施工する会社には頭が下がります。

墓石工事をお客様に見せるという事。


最近、「当社は施工に自信があるので、お客様の目で見て下さい。」工事見学大賛成です。そのように言われる石材店が増えてきました。個人的意見であれば「本当に大丈夫なのかな」そう思います。このような事を言うと「工事に自信が無いから見せられないんじゃないの?」そういう風に知り合いの墓石店の社長から言われました。、、、私が「お客様の安全を考えたら怖くて見学なんてさせられないんじゃない。」と説明すると、「お墓の工事ってそんなに危なかったかな」とう話しでした。墓石店の社長になって年月が過ぎたり、墓石店で現場の経験が無いと「墓石の施工時の危機管理」が無くなってしまいます。 墓石ってよく考えて下さい。重くてかたい石の塊です。御影石なので その辺にある岩よりも建築資材よりもずうっと危ない物なのです。余り、書きたくはないですが「毎年何人かの新人の職人が指を挟みこんで潰したりしている危ない物なのです。」又実際のお話しで大手石材店に勤務している時に他の支店で「お墓の施工中に墓誌が倒れてそれを支えようとしたお客様が指を骨折した。」「八寸角のお墓が倒れてきて支えようとした職人が腕を骨折」なんて事故がありました。人間って多分、余程慣れていないと「何かが倒れるとつい支えるように行動してしまうのだと思います。」その為、墓石職人の見習いになるとまず最初に言われるのは「もし、石が倒れてきたり、落ちてきたりしても絶対に支えたり、とろうとするな!」です。「石は壊れても替えが利くけど手は変えられないのだから。」ちゃんとした親方ならまず最初にこれを口を酸っぱくして言います。 当社の場合は、基本、施工は見学して欲しくありません。どうしてもと言う場合は作業風景は遠巻きに見てもらいます。もっと近くで見たいという場合は職人にお願いして手を止めて頂きます。ですが、実は大手石材店や有名石材店程「工事中の見学出来ません。」何故なら「それが如何に危ない事か知っているからです。」 先日も八柱霊園で、「他の会社の職人がカートクレーンで石を釣っている傍でお施主様でしょうか?子連れの夫婦が見学しているのを目にしました。」「子供がちょろちょろ走っています。」大丈夫なのかな。どうしてもそう思ってしまします。 ですが、工事に関して気になる気持ちはよくわかります。なので、パソコンで見れるように要所要所を写真に撮った「工程ROM」をすべてのお客様に差し上げています。