墓石を黒く染め上げる薬品


良く一部で話題になっている「墓石を黒く染める薬品」について今回は書こうと思います。実は20年位前に中国の工場見学に行った時に山西黒に薬品を塗っている作業を見た事がありました。当時、特に山西黒という中国産の墓石がすぐに茶色く変色するというお話しがありました。その後、元々の山西黒は茶色い石だと解ったのですが、元々茶色い石に塗っただけで真っ黒な綺麗な石にしてしまう薬品。どんな物か興味がありました。一度気になり手にして見たかったのですが、今回「試しに手に入れて見ました。」残念な事に税関にでも引っかかってのでしょうか、届いた時には外側のビニールに緩衝材が破られていて更に悲しい事に漏れて出ていました。まぁ実際に使うのではなく、「どんな物か知りたい。」それだけだったのでこれでも良いのですが、、、物凄い薬品です。 御覧の通り、真っ黒な液体です。ビンが割れていて到底使い物にはならないのですが、こぼれている物をボロキレにつけて 古い石材見本を磨いた所、まるで新品の様に綺麗になりました。 多分一番近い物だと靴磨きの液体に近い感じがしました。 こういう液体は偽装品とかでなく、「メンテナンス品」とて販売して頂けたらなと思います。ただ、これ普通に販売してくれません。どうしても見たいと言ったらフィルムケース1本分だけ特別に送ってくれた物です。ですが、旧真壁町の役物師とかリペア職人は持っていそうな気がします。 まぁ知的好奇心が満たされたのでこれで良しと思います。 ただ、新品の墓石に使うのは言語道断ですが、もし、これが補修用の薬品として日本で出回ったら、凄く良い物だと思います。最も、そんな事になったら、新しい墓石が売れなくなるので、きっと「日本では販売されない。」と思います。ちなみに送ってくれた商社も「うちでは使ってないし、付き合いが無い工場から特別に貰ってきたから、二度とは送れない。」そう言われました。ただ、「包丁って料理にも使えるけど、凶器にもなる。」こういう薬品も「偽装」に使うのでなく、「古い墓石のリペア」として使えるなら凄く良いような気もします。