墓石の破損 一番怖い傷 カギ傷



お墓に罅が入っていた、お墓が割れた、お墓のトラブルは沢山あります。

実は墓石店にとって「罅」や「割れる事」は実はあまり怖くないんです。

墓石の罅や割れは大抵は数か月、遅くても1年以内にでます。

その為、「これ石が原因だよね交換して。」それですみます。

実際にどんなに気を付けても出る時はでます。事実、有名な大手石材店でも結構な本数に割れや罅が出て交換しています。

「1年未満ででた物で割れたり欠けたものは商社が交換してくれるからあまり怖くありません。」

ただ、それでも作業工賃は会社持ちなので地味に痛くはあります。

私は大手石材店に勤めていた時にクレーム対応もしていたのですが、見た瞬間「割れていた」「罅がはいっていた。」

思わずクレーム担当として「ついている」そう思いました。何故なら「石が悪かったようだから交換して。」その様に

会社に報告してお客様に負担なく対応できるからです。ですが、そんな中で怖いのが傷です。

傷だと、許容内で済まされるケースもあるし、リペアで良いんじゃないか。そう上司に言われて終わってしまいます。

で、その中でも1番怖いのが「カギ傷」カギ傷の名前の由来は「鍵傷」、嫌な話し、車に鍵で傷つけた犯罪を元に着いた名前

です。つまり、人為的な可能性が高い傷です。 (務めていた会社の名称なので他では違うかも知れません。)

解りにくいですが、写真を見ていただくと石目と違った形に何かで引いたように傷がついているのが何とか解ると思います。

又、割れたのではなくこそぎ取った感じにも見えます。これが「カギ傷」の特徴です。

人為的に傷をつけられた可能性も高いのでなかなか話しが進みません。

商社は「この傷は自然につくものではない」そう言い張りますし。

お客様は「わざと傷つけるわけないだろう」

平行線になります。結果、誰かが泣く事になります。

お客様にとっても、会社にとっても1番難しい判断の傷です。

最近では相見積もりした業者が自分の所で決まらなかったから腹いせに「傷付けられた」そういう話しがあります。

そうやって傷付けられた傷の多くは「カギ傷」に見えます。

流石に「お客様は誰かに恨まれていませんか」とも聞けません。

なので私が1番怖いのはこの「カギ傷」です。