最近、お客様に他社の見積もりと図面を見せて頂きました。
その際に気が付いたのですが「本当は凄く良い仕事をしているのに説明が旨く出来ない」石材店がいました。
良い石を使っているのに、その石の説明が出来ない。そんな感じでした。 実際に使われている石は 外柵にアーバングレー
墓石にインパラブルーでした。ちゃんとお見積書にその様に書いてあります。 しかも、工事する場所は 山の斜面で工事がしづらい場所。
なのに全体的な金額は格安でした。しかも、しっかりとした基礎をうつ内容が書かれています。みた瞬間、図面も見積もりもしっかりしていたので
「何故そこで契約しないんですか?」そのように聞き返した位です。 そう聞いた所「説明を聞いても旨く答えられないから」という事でした。
この石屋さんは何がいけなかったのでしょうか?ズバリ「営業の勉強不足です。」戦争で言うなら、マシンガンを持たして戦いに行かせたのに
兵隊さんが勉強不足で使い方が解らないから、ナイフも持った兵隊さんに負けそうになった。そういう状態です。
場所が近くなら「当社で」と契約をしたかも知れませんが、当社から遠い場所だったので「その見積もりの内容の良さ」
をしっかりと伝えました。、、結果契約になったようで、後ほど 墓石店からお礼とおせんべいが送られてきました。
経営者としては失格ですが、良い見積もりや図面を見るとつい「そちらの石材店でご契約してあげたら如何ですか?」そう言ってしまう事が多々あります。
「去年1年で気がついたら、総額で2000万近くの工事を他社に譲ってしまいました。」何をしているんだか、、、自己反省。
別のケースで「実は最近、地方の方で腕が良いのに知識が無い」そういう石材店がチラホラ見かけます。」ではなぜそのような事が起きるのでしょう?
1、 石の仕入れは先代から使っている商社を使っている。(何代も使っている商社なので安定しますよね。)
2、 建込みも親の代から使っているから任せきり。(何も勉強しなくてもごまかされない)
3、 基礎もまかせっきりだが昔からの付き合いがあるためしっかり施工。
知識も無く、勉強もしてないのに「良いお墓」が建つ。そういうケースがあります。
だけど、、、知識が無いから、せっかくの「自分のお墓(作品)の良さを伝えられない。」
結果、素晴らしいお墓を作ったのにお客様が満足しない。そういった結果になります。
石材店としてしっかり仕事をしているのに評価されない、悲しくありませんか?
個人的には勿体ないと思ってしまいます。
又、将来何かあって、仕入れ先や職人を変えたら、、どうなるか解らない怖さもあります。
先々を考えたらやはり「最低限の知識は必要だと思います。」
逆にですが たまに知識はあるのに悪質な石材店もありました。
何と、見積書に「○○相当」と書いていた石材店がありました。
私が見たのが「M1-H相当」と書いてあるお見積りでした。、、、契約すると、そこから値引く事なく、墓石がM10(M1-Hより安い石)に変えられていました。
つまり、安い材料に変わったのに金額はそのまま。 相当ってそういう事だったのか? 、、限りなくグレーな仕事です。
お客様が気づいて文句言うと「当社ではM10はM1-Hと同等の石です。」そう言われたそうです。
きつく言い返したら「だったらM1-Hに変えます。それで満足でしょう」と不貞腐れた対応をされたそうです。
酷い話しです。
しっかりした墓石でお墓を建てたいなら石の坊 まで。
知識が無いけど腕が良くて親切な石材店と知識はあるけどいい加減で悪質な石材店。
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