たまに、ホームページにて「桜田石やG603をB級品」として名指ししている業者をたまに見かけます。
それで、お客様に、桜田石ってB級品なんでしょう?
そう聞かれた事があります。
ですが、桜田石はB級品ではありません。
もし、桜田石をB級品と呼ぶのであれば、G623はC級品と呼ばなければならなくなります。
才単価(30㎝立方の石の価格)で言うなら、基本的に桜田石のほうがG623より高いからです。
しかも、桜田石を扱っている大手石材店では「安い石の中でG688についでクレームが少ない」そういうデーターもでています。
G603については確かに一部で錆がでたデーターはありますが、大手石材店も含み、日本での販売実績では30年以上もあります。
実際の、今でもかなりの数の民間霊園の価格表に名前が残っています。
大手石材店でも多くの石材店が扱っています。
お寺の敷石などにも使われ、大田区の大きなお寺の塀、台東区の納骨堂….変わった所では地下鉄のタイルにも使われています。
流石に官公事業で使われている、そこそこメジャーな石をB級品とは呼べないと思います。
では、何故、桜田石やG603をB級品とか、良くないと決めつけるのか?
それは、「その会社の物流が弱いからです」
つまり、安い石を仕入れるルートや検証をするデーターを持ってないからです。
例えば、日本の商社、それも石に詳しくない商社だと「桜田石」を仕入れるルートが無かったりします。
しかも、そういった会社は中国に出向かないのでしょうか?しきりに「今現在のデーターより数年前のデーターで話をします」
今現在、中国にいって見れば解るのですが、(私も少しさぼりかちですが)丁場もかなり閉鎖され、新しい石もかなり発掘されています。
こういった現状は、年に数回で構わないので中国に顔を出すか、代わりに誰かに情報を貰わなければ解りません。
「安い墓石はG623で作れば良い」そんな考えは物流を知らない石材店の言う事です。
G623も確かに良い石ですが、同じような金額で選べる石も多々あります。
最近では老舗や大手でも扱われる桜田石、B級品なんて言っている会社があったら..もう時代遅れですね。
ちなみにB級品の石はちゃんとあるのですが、その正しい名称を書くと真似されるので書きません。
ただ、B級品はじつは高額な石材にのみある物なんですが…