カロートについての考察

これも良く、最近お客様から聞く話ですが….

リフォームの相談を受ける時に「カロートの交換はしないんですか?」

その様なお話しを聞く事が多くなりました。

「都営霊園の場合はしなくて良いケースが殆どですね..」

そのように回答すると「えーっ他の墓石店では交換は必要だと言われたんです」

正直申し上げまして、これは他の地域の石材店が参入してきた弊害です。

何故なら、都営霊園でお墓を建てた会社の殆どは「カロートだけは頑丈に作るからです」…ほぼ例外なく。

御影石で作る会社が殆どですし…その多くの会社は大体低くても 30㎝の高さは確保しています。

また、コンクリートカロートでも「こんなの作ったら壊すの大変だろう」そんな物ばかりです。

例えば

これで90年前のカロートなんですけどどうですか?

墓石の引っ越しのお仕事でやむなく壊したのですが、綺麗じゃないですか?

このカロート壊して取り出すのに実に4時間掛かりました…丈夫でしょう?

気になるなら高圧洗浄でも掛ければ凄く綺麗になるし、私個人で考えれば「このままでも充分良いかな」そう思います。

ちなみに、私個人で納骨した一番古いお墓は、明治時代の物でしたが「全然問題は無かったです」

確かに蜘蛛の巣とかありましたが、恐らくお掃除をしただけで、このカロート位綺麗になります。

良く、墓石のリフォームを頼むと、「カロート交換した方が良い」「この部分の交換が重要なんです」と強調する業者がいます。

はっきり言って

「予算が無いなら交換しないで充分だと思います」(見ないと解りませんが)

少なくとも私が見た中で交換が必要なケースは100件に一回あるかないかです。

正直壊すのが大変なんでカロート交換も頼まれれば 当社の「墓石交換リフォーム 35万円プランに10万円程足さなければなりません」

気になるなら45万円も出せば可能ですが..正直、物凄く丈夫に昔の頑固な職人が作った物なので勿体ないです。

中には本当に芸術的な物すらあります。

新しく墓石を作るなら、材料費の差額 3万円も足せば、御影石のカロートにはできるのでその選択もありです。

実は当社でも「打ち込み式カロート」を使ったデザインもあります。

ですが、これは 尺基礎を打っていないと作れない構造なので..布基礎で御影カロートの方が安くつきます。

ただ、この打ち込み式カロートも新しい墓石店ではなじみがないと思いますが..関東の伝統的な作りの一つ。

前回の 東日本震災で壊れにくかった作り方で、震災後、ねじれが起きにくいと一部の地域で有名になった方法なんです。

つまり、昔から壊れないお墓の作りとして有名な作りです。

まぁ、見栄えだと、御影石の納骨管に軍配はあがります。

それにですね…

都営霊園の 八王子霊園や新座市営霊園他、多くの都営霊園や市営霊園の多くは「最初から自治体がカロートを設置して、その殆どが コンクリートカロートなんです」

つまり、こういう墓所は最初から御影石のカロートが選べません。

八王子霊園の昭和40年代の墓石の納骨もしますが、案外綺麗です。

少なくとも、東京近辺のお墓で、手抜きで作られた墓石以外のカロートなら、コンクリートだろうが御影石だろうが

まず、交換する必要はありません。

ただ、それでも綺麗な方が良い…そう思ったら交換しても良いとは思います。

それでも金額は10万円も掛からず、8万円位でしょうか?

ただ、個人的には、お客様のご先祖様が高いお金を掛けて作ったのだから、残してあげたい、そう思います。

ちなみに、私の実家の墓石は90年位前の物でカロートは稲田石。

親類の墓石のカロートはコンクリートで100年位の物。

問題は起きていません。

但し、ここまでの情報は「都営霊園限定です」他の地域は、独自の考えで作っていますので違うかも知れません。

ちなみのコンクリートを薦めている訳ではなく「コンクリートでも何も問題が無い」そういう意味ですよ。

但し、丘カロートなら100%御影石が良いですが地下カロートならどちらでも。

リフォームならお金の節約の為に交換しなくても良い…そんな感じです。

都営霊園のリフォームなら 石の坊まで