G603についての考察(もうとっくに丁場はストップしています)

良く、G603を悪い石だと決めつける石材店がいるのですが、もし、G603から錆がでると言うのであれば、
「その墓石店は建材に近いランクの石を扱う安い商社から仕入れていた。」
その可能性が凄く高いと思います。つまり質の悪い石を安く購入している業者の可能性が高くなります。
最も、私自身は実はG603自体の石が好きでは無く、正直G603ならG623の方が安定していますし、評判の良いG688にしてあげても原価なんて僅かな差なので余りなじみはありません。
しかも、もうとっくに流通自体がストップしています。
いま、流通しているのは湖北603、実はG603とは違う代替石が流通しています。

ですが、過去に大手石材店で仕入れ担当責任者だったので、G603を大量に仕入れていた事があります。
実はG603で錆が出る石は原石の段階で既に錆が出ると解っています。概ね全体の2割弱の石が錆がでます。
錆が出る層と錆が出ない層がありまして、実はG603で錆のでる石は最初から解っていたのです。錆の出る層の石は試し割の段階で既に錆が見つかったいましたから。
だけど、この錆が確実に出ると解っている石を「値段が安いからと加工して日本に流通させた商社がいます」
そこから購入したG603はかなりの率で錆がでます。
それが解ってても安いから使っちまえ…そういう商社から購入した石を平気で使った石材店や建築関係の石が錆がでました。(才単価で1200円位安かったからです)
その為、「G603、あれは安くて問題が無く良い石だよね」そういう評価する石材店と「あれは錆が出るから駄目だ」そういう評価する石材店がいます。 お金をケチらずに良質なG603を購入した石材店は錆が出なかったので「良い石だ」そう評価していて、僅かなお金をケチった石材店や錆が出るのを解って販売した石材店が「あれ程、悪い石は無い」そういう評価をしています。

ちなみに中国の石で購入段階で錆が出る原石か、錆が出ない原石か最初から解っていた石材は他にはG688H(G688でなくG688Hです)という石があります。 これも何故か同じ商社なのに才単価で900円安い石が出回っていました。
この900円安く購入できた訳ありの石が実は錆が出る石だったのです。

ともあれ、G603は流通がストップしています、あっても価格が高いので、今更使う石では無いと思います。

最近では代替で「湖北603」という石もありますが、これも錆が出る石もあるので、仕入れる商社に注意が必要です。
ですが、これはG603ではありません。

参考までに言うと、日本の稲田石も実は錆が出る石です。
茨城の丁場では、錆がでる部位と出ない部位に目を光らせてチェックしています。

大昔には錆の出る稲田石を「錆稲田」と呼んで運が開ける、そういった時期も僅かながらありました。

極端に仕入れ値の安い石(同じ石なのに1才辺り1000円近く安い)には問題がある場合があります。
その見極めが凄く難しいと思います。

最もG603なんて、もうずいぶん前から、丁場がストップしていますから販売している墓石店は殆ど無いはずなんですが….

何故か、未だにG603を勧めている石材店があるという話を聞いたので書いてみました。

(確かに大型霊園の価格表に名前がまだあるから、どこかに在庫を持って居る墓石屋が居るんですかね)

もう過去の話ですが、日本で10本の指に入る大手石材店で外柵をG603で作ったお墓は一つも錆が出ていません。
(霊園で数千基以上建てています。又、浦和のお寺で外柵がG603指定のお寺があったのですが同じく錆は出ていません)

ちゃんとした仕入れ、ちゃんとした商社との付き合い…それさえしていれば、かなりの確率でトラブルは未然に防げます。

もし、石について詳しく聞きたいなら石の坊まで、商社の最新データーを元にお話しさせて頂きます。

物流を知らない墓石店には注意が必要です。 桜田石はB級品ではない事を知らないなんて!

たまに、ホームページにて「桜田石やG603をB級品」として名指ししている業者をたまに見かけます。

それで、お客様に、桜田石ってB級品なんでしょう?

そう聞かれた事があります。

ですが、桜田石はB級品ではありません。

もし、桜田石をB級品と呼ぶのであれば、G623はC級品と呼ばなければならなくなります。

才単価(30㎝立方の石の価格)で言うなら、基本的に桜田石のほうがG623より高いからです。

しかも、桜田石を扱っている大手石材店では「安い石の中でG688についでクレームが少ない」そういうデーターもでています。

G603については確かに一部で錆がでたデーターはありますが、大手石材店も含み、日本での販売実績では30年以上もあります。

実際の、今でもかなりの数の民間霊園の価格表に名前が残っています。

大手石材店でも多くの石材店が扱っています。

お寺の敷石などにも使われ、大田区の大きなお寺の塀、台東区の納骨堂….変わった所では地下鉄のタイルにも使われています。

流石に官公事業で使われている、そこそこメジャーな石をB級品とは呼べないと思います。

では、何故、桜田石やG603をB級品とか、良くないと決めつけるのか?

それは、「その会社の物流が弱いからです」

つまり、安い石を仕入れるルートや検証をするデーターを持ってないからです。

例えば、日本の商社、それも石に詳しくない商社だと「桜田石」を仕入れるルートが無かったりします。

しかも、そういった会社は中国に出向かないのでしょうか?しきりに「今現在のデーターより数年前のデーターで話をします」

今現在、中国にいって見れば解るのですが、(私も少しさぼりかちですが)丁場もかなり閉鎖され、新しい石もかなり発掘されています。

こういった現状は、年に数回で構わないので中国に顔を出すか、代わりに誰かに情報を貰わなければ解りません。

「安い墓石はG623で作れば良い」そんな考えは物流を知らない石材店の言う事です。

G623も確かに良い石ですが、同じような金額で選べる石も多々あります。

最近では老舗や大手でも扱われる桜田石、B級品なんて言っている会社があったら..もう時代遅れですね。

ちなみにB級品の石はちゃんとあるのですが、その正しい名称を書くと真似されるので書きません。

ただ、B級品はじつは高額な石材にのみある物なんですが…

正しい知識で、激安墓石を建てたいなら石の坊まで

新稲田という石について


「新稲田」という石の名前はご存知でしょうか?これも実は一部の石屋さんが勝手つけた名前の一つです。中国材で「石屋が勝手に名前を付けた石で稲田」とついた名前の石では一番安い石になります。答えから言えば、これはG603という石の事です。「中国稲田」は又別の石なのでご注意下さい。