納骨で心底困った。 セラミックボンドで止まっていた。



最近、納骨で困った事があります。当社の場合は余り積極的に「他社の墓石の納骨をしていません。」

ですが、様々な理由で当社に依頼がくる事があります。

その中には大変困ってしまう事例もあります。

例えば物凄く大きな拝石(納骨の際に空ける蓋だと思って下さい。)の場合。

この間何と、幅が1.7m、奥行きが0.8メートルの大きさの物がありました。

到底1人では持ち上がらなく、結局予算も無いという事でお客様の息子さんと友人と一緒に持ち上げました。

(1度お断りしたのですが、予算の関係でどうしてもと頼まれ、職人をお願いしようとしたらその予算が無いそうです。 汗!)

まぁ、これ位ならまだ良いのですが、、、、

拝石がセラミックボンドで止まっていたお墓がありました。

写真のボンドがそれです。(墓石の接着につかうボンドで物凄く強固です。)

勿論、普通に空けられません。

何も解らずに納骨に行ったら、どんなに頑張ってもあきませんでした。

まさかと、思い拝石の下を見てみたら、少し浮いています。

お客様に連絡を取りまして開かない旨を報告します。

どうしても開けて貰わないと困るというので

「最悪、割れるかもしれない。」そう報告。

「どうにかして下さい。プロでしょう」と怒鳴られる。

仕方なく、近くのホームセンターで特殊なノコギリを購入。隙間から切断。結果

セラミックボンドと判明。

お客様到着、「セラミックボンドで止まっています。あけるのに時間がかかります。」と説明。

結局、開いたら携帯に連絡する。という事で一般お客様に引き上げてもらう。

1時間かかって切断。、、そして納骨。、、住職が居ない納骨で良かった。

お客様に事情説明。

「そんなもので止めていたなんてすいませんでした。」とご納得。

実はこれ、雨の中での作業でした。

「セラミックボンド」で拝石を止めるなんて、どんな石屋なんだ。ついそう思ってしまう経験でした。

ちなみに次同じ事があkつたら、「流石に断る」と思います。

最近、これをベースにして自分でお墓を作りたいという相談を受けました。



最近、当社のLPにある上記の写真についてのお問合せが数件ありました。

その多くのお話は当社で上記の状態まで施工をしてその先を自分でDIYする事は可能ですか?

そういう方でした。結論から言うと可能です。

一応、のご提案としまして、「水抜き穴を大きくして、蓋石を少し大きくして二つに切った状態で渡します。」

「そうすれば地下カロート」として使えます。とご説明して、「1万円だけプラスして頂いて全部で11万円で如何ですか?」

そんなお話しをしました。

そこまで、作ったら、お客様の方でレンガをホームセンターで購入して続きを作成していくそうです。

「一応、都営霊園の場合は、墓石を御影石で無い物で作っても問題ありません。」

「実際に当社でもクリスタルで作りたいという依頼もありましたし、金属のお墓を作りたい。」そういう相談は受けた事もあります。

思ったより価格が高く実際には実現していません。それはさておき

DIYでただ、問題なのは「工事申請」と「完了検査」です。 正しい寸法を図面に起こして、寸法通りに建っているか検査を受けます。

勿論、図面通りになって無ければ、直さなければなりません。この作業が難しいと思います。

ですが、実は、簡単な工事であれば都営霊園の場合は「簡易工事申請」という物があり、1日で終わる工事であれば、簡単な書類の提出で済む場合もあります。

そこで、「レンガを積む作業が「簡易工事」で大丈夫かどうか管理事務所で確認してみては如何ですか?」

その様にご提案してみました。流石にレンガでお墓を作った事はありません。

ただ、もし本当に頑張るのであれば応援はしてみたいと思います。

墓石の「ふ」「黒たま」についての考察


上の写真を見てどう思ういますか?

ものの見事に黒い玉が入っているのが解ると思います。 

実は先日、多磨霊園でお墓を建てている時に、女性の方から声を掛けられて見て下さいと言われたものです。

「何がなんだかわからずついていってみると写真の物を見せられました。」

「この墓石がどうかされたのですか?」その様に話すと

「うちのお墓に黒たまがあって気味が悪い」その様に言うのです。

確かに大きな黒玉のような模様が墓石の側面に入っています。

ですが、これは大小の差はありますが「真壁石」の場合は普通に入っている物なのです。

そこで「この石は真壁石という石でこのような「ふ」や「黒玉」が入っているのは当たり前の石なんです。

「えっそうなの」と驚いた顔をされて、せっかくなので、近くの真壁石をお見せして「皆んな入っているでしょう?」

とご説明しました。ですが、その女性からでた一言は「そんな石なら選ぶんじゃなかった。」でした。

詳しくお話しを聞くと、「国産の石の方が良いですよ。」と勧められてこの石を選んだのだそうです。

話を聞くともうかなり前で、当時、石塔だけで150万近くとられたそうです。

凄く立腹されていましたが、、、2段目を見て下さい。何も加工がされていないのが解ると思います。

そう、この石は「国内加工の真壁石」なのです。150万はどうか解りませんが、黒玉は入っていますが

青青した本当に良い真壁石です。

その事をご説明したら、喜んでいましたが、工事中の当社の石を見られて「この石綺麗ね高いんでしょう?」

そう聞いてこられました。実は建てていた墓石は「AG98」で外柵は「688」でした。

「貴方の墓石に比べたら全然安いです。」とも言えず、「そこそこですね。」とお茶を濁しました。

その後、この方から「仕事の邪魔をして悪かったわね」と職人人数分のジュースを頂きました。

ここで言いたい事は「販売会社はしっかりと良い石を選んで良い仕事をしています。」

ですが、「その石がどんな石でどんな特徴があるのか、そして石の良さをお客様にお伝えしなかった。」

結果、良い物を提供していたのに、「悪い物を掴まされた。」そうお客様に思われたわけです。

大変勿体ないお話です。

では「石の坊」だとどうするか?「多分真壁石その物を販売しません。」だってこの人は

「真壁石」が良いとも思ってないし、拘ってないのですから、それこそ「AG98」か「688」を販売した方が、

お金も使わず、理想に近いできで喜んだと思います。

我々、墓石店は「真壁石」「大島」「天竜」「庵治石」を良い石だと、頭の中で思っていますが、

知らない人が見たら、「どこにでもある普通の墓石にしか見えないかも知れません。」

実際に「稲田石」をお客様に見せたら「目が粗くて好みで無い」そう言われた経験もあります。

プロ意識も必要ですが、たまには「頭から知識を取っ払って」素人目線で石を見るのも必要だと思います。

物凄く安く墓石が買える「しのぎ契約」ですが、、



最近、お客様にお見積りを見せて頂いて、たまに「とんでもなく安い契約書」を目にします。

当社と同じように普段から激安で墓石を販売している会社なら良いのですが、

老舗で普段は高額な墓石店が「特別です。」とか「今回限り」という理由で安くなったら注意が必要です。

それは、「今、お金が必要だから値引いている。」そういうパターンもあります。

老舗の墓石店を始め、殆どの墓石店は、末締めの翌々月払いです。

その為、お客様から集金して納期が3か月であれば、4か月先まで支払わなくても納期どおりにお墓は建ちます。

「つまり100万円で墓石を販売したらそのお墓の石材費や職人への支払いは4か月後で良いのです。」

その為、お金が必要な時や借金の返済のためのお金や、資金繰りが旨く行かなくなると、

「社員に利益0円でも良いから」「最悪-10万でも良いから」現金の契約をとってこい。

そういう場合が結構あります。これを「取り回し契約」「しのぎ契約」と言います。

しのぎの意味は「その場しのぎ」の意味です。

この「取り回し契約」「しのぎ契約」がお見積りの場合だと激安の墓石店でもなかなか勝てません。

だって、尻に火がついているから利益0円でも赤字で墓石を販売しているのですから強敵です。

ですが、頻繁にこれが起こると怖いのが「一歩間違えれば倒産する状態」である場合が多いからです。

実際に私の勤めていた石材店では、私が集金してきたお金をその場で社員の給料として封筒に詰めていました。

墓石店が倒産しなければ、安く購入出来て良い話しですが。万が一倒産したらお墓が建ちません。

激安店でもないのに「自分だけ安くしてくれる」「原価よりも安い場合」は注意が必要です。

ただ、老舗や大手の墓石店の場合「高額な墓石が売れればすぐに資金繰りも回復します。」

一説によると「十一のサラ金からお金を借りてもちゃんと返せるのは石屋が多いそうです。」

チャンスととらえるか怖いから辞めると考えるかはお客様次第です。