墓石のコーキングについて最近良く質問を受ける事があります。
「コーキングが切れたけど入れ直ししたい」「コーキングが剥がれけど大丈夫なのか?」
答えから言うなら最近のお墓であれば放って置いても大丈夫です。
昔ならいざ知らず、今はセラミックボンドで施工していると思います。
固まる前は怖いですが、固まってしまえばセラミックボンドであれば雨が入っても影響は受けません。
更に言うなら、石の組み方までしっかり設計されたお墓はボンドすら無くとも一部のパーツを除いて壊れません。
その為、最近ではしっかりと施工している建込み屋さんでは「化粧コーキング」「化粧ゴム」「化粧目地」と呼んでいる会社もある位です。
実際に解体撤去の仕事をすれば解りますが、コーキングした場所でも暫く経った墓石は水がはいっています。
ですがその状態でも、そのパーツを壊さず切り離すの(割ってしまえば別ですが)ならかなりの時間を掛けないと外せません。
その為、当社にコーキングの修復の依頼が来た場合は基本的に「見栄えさえ気にならないなら治さないで大丈夫ですよ」と答える事が多いです。
実際の所コーキングってただのゴムです、カッターで簡単に斬れる物です。..墓石の石は夏場には石の種類によりますが、目玉焼きが焼ける位熱くなる場合もあります。
また、冬場にはマイナスの温度になります。
そんな状態に晒される物なので細かい所まで見れば、案外早いうちから剥がれや切れが出てくる場合があります。
時間が経ち汚いから全部入れ替えたい、こういう場合なら石屋に頼むのも手ですが、小さな物なら「クリアーコーク」を少量擦り付けたり、DIYが出来るなら、その部分だけ「同色のホームセンターで売っているコーキング」を上から入れるだけで充分ですし、気にならないなら「何もしなくても問題はおきません」
あくまで見栄えだけの問題そう考えても大丈夫です。
その為、当社ではコーキングの相談が来ると新しい作りのお墓なら「気にならないなら何もしないで大丈夫です」その様に答える事が多いです。
ちなみに、当社の場合は全部のコーキングの入れ替えは 2㎡ほどで全部剥がして入れ替えて7万円位。 簡単な修復で2万円程。
ただ、これすら個人的には勿体ない…そう思います。
(これは当社で施工したお墓の見解です、他社施工の場合は違う場合もあります、ご注意下さい)