インド黒 偽PANや偽クンナムについて

 

最近、この辺りの話をよく聞きます。

またこういう事を書くと何か言われそうですが、個人的には『偽物』でも良い気がします。

あっ誤解しないで下さい!

「ちゃんとお客様に偽物であると告知をして、石の素性を説明して、尚且つちゃんと安い金額で販売していれば」の話です。

勿論『偽物を本物として販売するのは犯罪です』ですが、ブランドと違って墓石の場合は『偽物』を違う石の名前で販売して格安で販売するなら悪い事ではないと思います。

例えば、当社の場合は平成時代に「クンナム付場」という石を販売した事があります。これは「クンナムE」の偽物でかなり安く手に入りました。

悪い石材店はクンナムEとして販売していましたが、この石はクンナムEの丁場から少し外れている為にクンナムEとして認可されていない石でした。

これをクンナムEとして販売するのは言語道断です。

ですが、素性を話して、販売するのは有りだと思います。

『だってクンナムが欲しいお客様で予算がないお客様には欲しい石なのですから』

ちなみに、無くなった物を含むなら「偽本小松」「偽真壁小目」「偽稲田」なんかもあるし、紛らわしい物に「中国稲田」「中国万成」「中国本小松」等もあります。

こう言った石は『予算の無い方の修復』には持ってこいです。

拝石が割れてしまった、香炉が壊れた…だけど予算が無い。

そんな方に『似た石』での提案をしている墓石店は多いです。

 

それと、一部で噂になっている「偽PAN(インド黒)」ですが、此方は素性が全く解りません。

ですが、一時期『信じられない位安いPAN』があり、話を聞いた所偽物だと教えて貰いました。

それがこれです。

 

 

見た感じどうでしょうか?

石見本を並べなければ 「インド黒PANです!」って言われても墓石店でも「そうですか」って納得するほどですね…

販売していた、商社が「割れの保証」をしますと言うので売り込んだのですが…当社の場合は全然売れませんでした。

2㎡位の墓石で「20万の差額なら本物を買うよ」「偽物って言われるとね」という感じです。

ですが20万円が勿体なく、どうしてもPANに似た石目の墓石が欲しいなら『あり』だと思います。

私が言いたいのは『偽物を本物として売るのは犯罪』だけど『偽物を偽物』として安く販売するのは有りだと思います。

私は面白いのが好きなので『偽物』も紹介する場合もあります。

『付場石』『モドキ石』として紹介する場合もあります。

ですが…インド材は『偽物』も含んで今は手に入りにくい状態です。

 

 

 

 

拘りの基礎について

当社の場合は、基本的に「茨城、群馬を基準にしています」よく言われる尺基礎です。

これが都営霊園に限定するなら「ベストです」寒冷地ならさらに深い基礎がありますし60㎝越えの基礎がありますが、もし、それを都営霊園で作ると、後ろ側の墓石が傾く可能性が高くなります。

「他人の墓石を断崖絶壁の状態にして、自分の墓石の基礎に転圧をかける」

そして「墓石の重心は後ろ」

怖いですね。

自分のお墓は良いけど「後ろ側の墓石の人は気の毒です」

そう考えたら、尺基礎位の深さがベストだと思います。

※ 都営霊園に限定した話です。

最近、数名のお客様ですが「基礎に拘りがある方」や「コンクリートに拘りのある方」の相談を受けました。

当社からのご提案は「基礎は自分で作っても良いですよ」とお答えしました。

話しを聞くと「基礎屋さん」と「ガーデニング専門店」の経営者でした。

それなら、お客様の方が詳しいんだろうと思い、基礎作りはお任せしました。

勿論、基礎代金は販売金額からお引きしました。

「コンクリートに拘りのある方」のお墓は、頂いたメモの通りのコンクリートをして業者から職人に購入して貰いました。

勿論、その分の追加は掛かりましたが、コンクリートなんて1㎥辺り1万5千円~2万円もしないのでそんな物です。

実は鉄筋の配筋もコンクリートの調合も拘りだしたらキリがありません。

だから…お客様の要望があったら

お客様のしたい様にしてあげる、そのスタンスで良い。

そう思っています。

 

 

施工管理~大手はして無いけど大丈夫な訳~

最近良く「施工管理」についてお客様から聞かれる事があります。

「工事の際に立ち会うのか」等です。

なんで聞かれるのかな?

そう思い、聞いてみたら、幾つか他のホームページをご指摘なさっていました。

確かに、その様に書かれていましたし、その方は『見に行く』のでしょうが…

実際問題としては『立ち会う意味は殆ど無い』と私は思います。

『正直な職人』+『要所要所の写真』それだけあれば大丈夫です。

本当に大丈夫なの?

そう疑問に思われるでしょう?

『普通なら大丈夫です』

これは私が勤めていた『大手石材店』の場合です。

契約書の中に

「報告の無い施工ミスを2回した場合は契約を打ち切る」

「施工不良が発覚した場合は、その時期、金額を問わず弁済の一切を負う事」

こんな感じの記載があります。

結構怖いでしょう?

「報告の無い施工ミスを2回した場合は契約を打ち切る」ですが、大手石材店だと、施工工事だけで、年間1億以上のお金が動く事があります。余り割り振って貰えない施工会社でも楽に2千万を超える所も多いです。

こんな大きな仕事が、無くなってしまいます。

その為、大手石材店の仕事を請け負う石材店は細心の注意を払い、何か起きた時にはしっかりと報告が来ます。

 

「施工不良が発覚した場合は、その時期、金額を問わず弁済の一切を負う事」

これも怖くないですか?

実際に私が勤めていた大手石材店でリコールで12件、仕様を間違って作った建込み屋さんが居て、作り直しさせられていました。

金額にして約800万円分の工事です。

この様に、実は『契約で縛られているから』大手石材店の施工管理は現場に行かなくても大丈夫という話です。

更に言うなら、職人とも長く付き合いがあるから、という安心感もあります。

勿論、最初の3年間くらいはしっかりと見ていますが…

流石に10年、20年と長い付き合いがあれば、信頼がしっかり出来上がっています。

その為『契約』『お金』『信頼』で結ばれているから大手の石材店の施工は「何もしないでも施工管理が出来ている」状態になります。

当社の場合は…施工会社は2社あり、どちらも10年近い付き合いになります。

最近はコロナで自粛していますが、良くお酒を飲みに行き、遊んでいた相手ですし、大手石材店に勤めていた時代からのお付き合いです。

その為、施工管理といっても顔を出してジュースを飲んで帰って来るか。

お昼時なら、少し見て「一緒に食事に行こうか」そんな感じです。

ですが、これは長年のおつきあいがあるからですね。

また、当社は安くても「親方作り」の職人指名制なので余り施工管理に時間は使わないです。