墓石の艶を見る為の数値の一つに輝度というのがあるのはご存じですか?
文字通り、輝きの基準でどの程度輝きまで磨くかという意味です。
高級墓石店では必ず石ごとに輝度調整を行います。
もし、墓石店、石材店でそこの腕前を知りたければ、輝度調整(きどちょうせい)について聞いてみてください。
応えられれば、そこは良い工場を使っている証拠です。
答えられなければ、残念ながらレベルの低い工場を使っている可能性が高いです。
ご参考下さい。
墓石の艶を見る為の数値の一つに輝度というのがあるのはご存じですか?
文字通り、輝きの基準でどの程度輝きまで磨くかという意味です。
高級墓石店では必ず石ごとに輝度調整を行います。
もし、墓石店、石材店でそこの腕前を知りたければ、輝度調整(きどちょうせい)について聞いてみてください。
応えられれば、そこは良い工場を使っている証拠です。
答えられなければ、残念ながらレベルの低い工場を使っている可能性が高いです。
ご参考下さい。
中国の石でもクレームが無く、墓石店が良品と認める石も多くあります。
例えば
AG98
産地は福建省で日本の大島に少し似ている事から人気が高い。
中国白御影石の中ではキズ・色ムラ・スジ等は無いので安心して使用できる。
給水率は高いのですが水はけが良く丁場が大きいのでやや青みがかったものは大島に似ています。
G623
産地は福建省、中国材の中で廉価で大材も取れる。
吸水率は御影石の中では高いが、目が荒い為、天候が良い時は、乾き易い性質も持ち、外柵材としては抜群の条件を備えています。
お墓本体よりも外柵として使用される場合が多いです。
中国産墓石を語るとき、先ずG623を抜きには語れないほど知られた石で、日本における中国産墓石の中で最も有名な石です。
G688
国産(福島)の青葉石に似ているために、新青葉と呼ばれる中目の石材です。
G688は白黒のバランスが、色彩としてとても美しく映えています。
石目が安定していて、天然キズや玉があまりありませんが、縦横の目がはっきりしていて、色合わせが難しい石でもあります。
硬度が高い石です。
石目は安定しており、最近は墓石本体にも使用されますが、彫刻などが目立ちにくいこともあり、外柵材で使われることが多いです。
外柵に使用すると高級感があります。
この3つの石材は中国材ですが、殆どクレームも無く良い石材です。
ですが、墓石店では安いため余りお勧めしません。
お安く墓石をお求めになりたいなら凄くお勧めです。
国産材の利点
日本の風土にあってる
長年の使用実績により石の優越が判断できる
沢山の墓石を見れるので、将来の姿が解る。
万成
都立霊園に行ってみると分かりますが「万成」を使用してるお墓が多くみられます。
昭和40年代の墓石が多くあり、経年劣化が良く解ります
真壁石
茨城県産でよく見かける墓石です。
昭和40~50年代の墓石が都立霊園に多くあり、経年劣化が良く解ります
デメリット
価格が高くなる。
オリジナルデザイン墓石にするには平凡
こんな感じです。
中国材の利点
圧倒的な安さ
何と言っても価格の安さが圧倒的なメリットです。
材料も加工費も国内とは比較になりません。
デメリット
個人的には余り無いような気がします。
インド材の利点
硬度が硬く給水率が低い
カラーバリエーションが豊富
デメリット
安定供給できる石種が少ない
特殊な色の石は供給に時間がかかる
こんな感じです。
日本の石を中国で加工をした墓石でも産地が日本なのでグレーですが国産墓石です。
では、日本の石を日本で加工した墓石は
『純国産墓石』と言います。
本物国産墓石に拘るなら純国産墓石かどうか聞いた方が良いと思います。
未だに中国の加工はちょっと…そんなお客様もいます。
またネットでも、日本の加工は…そういう墓石屋さんも多くいますが…
その情報…古すぎますよ
その情報って恐らく20年前位ですよね!
例えば洋服とかもそうですが、昔は縫製の悪さが目立ちましたが中国製品、いまは凄く良くなったと思いませんか?
有名なブランド品でも一部 メイドインチャイナです。
中国の美術工場レベルでは
ヨーロッパ向けに上の様なマントルピースも輸出しています。
また、
これは当社が中国に加工を依頼したクンナムEですが、実に綺麗に加工されていませんか?
今や墓石業界も中国加工が主流になっています。
むかしと違い質の良くなった中国加工墓石…令和の今は普通です。
石の坊では『美術工場』レベルで加工した墓石を販売しています。
国産墓石を作る場合の注意点
都立霊園の場合は。
都立霊園 青山霊園 谷中霊園 染井霊園 小平霊園 多磨霊園 八柱霊園 でもし和型の墓石を作る時の注意…それは『加工をつけない事』です。
そうしないと国内加工にに見えなくなります。
実際に都立霊園の偉人の墓石も含み国内加工の墓石の多くは加工は殆どついていません。
これは国内工場の墓石ですが、見ての通り左右日本は加工がついていません。
日本で注文される国内加工の関東の墓石はほぼ加工がされていません。
国内加工は加工賃が高いので『加工しない墓石』が大半。
逆に下手に加工をすると折角の国内加工の純国産墓石が中国加工の墓石に見えてしまいます。
※ 茨城、群馬は少し事情が違います。
その為、出来る事なら加工しない事をお勧めします。
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これは和型の図面ですが、左が標準型、右が最高級型、国内加工に見せたいなら左側の墓石がお勧めです。
右の最高級型で作成すると国内加工に見えなくなります。
逆に標準型で作れば中国加工であっても国内加工に見えます。
日本の石の加工は中国、国内両方行っていますので
国産の石で墓石を作るなら加工をつけない方が『純国産墓石』に見えます。
逆に加工をつけてしまうと中国加工に見えてしまいます。
精々、頭を撫でる位の加工にしないと…それらしく見えません。
写真は当社で制作した 真壁石の墓石です。
この位加工をつけない方が国産加工の墓石に見えます。
偉人の墓石や古いお墓を都立霊園や市営霊園で見れば解かると思います。
中国の加工工場、とりわけ美術工場レベルだと日本人技術者が指導している工場も多数あります。
そう言った工場では日本のお寺に納める物も沢山作っているので日本の加工そっくりに加工が出来ます。
日本の石も結構入りますので…中国加工の日本産墓石も一つのプランとして考えて見るのも手です。
是非、ご検討下さい。