国産墓石だからと言って安心は禁物です。

国産墓石を購入するなら注意が必要です。

まるで安い石は良くないとばかりに国産墓石を勧める墓石店もおりますが…

どんな墓石にも『良い所と悪い所があります』

よく国産墓石は劣化しないし安心。

そんな事ばかり言う墓石店がいますが…そういう墓石店は信じられません。

国産墓石の多くは劣化を楽しむ、それが本当の、国産墓石の楽しみ方です。

これは、深く石に関わった人なら皆が言う筈です。

証拠が見たければ、古くからある寺院や都立霊園に行けば、証拠は幾らでもあります。

よく、当社にも建て替えの話がきますが…

「これは良い石なので勿体ない」

そう答える事が多いです。

だって、今が一番、綺麗に見えている時ですから。

 

例えば、この写真見てどう思います?

稲田石で頭部に錆が出ています。

多分、古い寺院墓地や都立霊園に行けば山程あります。

恐らく、古い日本の墓石の多くは結構な劣化が見られます。

それは、昔の偉人の墓石でもそうです。

それじゃ、日本の石は悪い石なのか?

そんな事はありません!

例えば、錆が出ている稲田石。

これを大昔は『錆稲田』と呼んでいまして態々『錆サビ』が出る稲田石を売っていたんです。

何故か当時の風潮で、稲田石に錆が出ると『花が咲いた』と言って運が開ける。

そういう話からきています。

だから、国産の墓石だから錆が出ないのは嘘で結構な石で出ています。

 

つぎにこれです。

凄く綺麗でしょう?

真壁石の最高の石、青手ですが、流れやふが沢山出ています。

ですが、この石の場合は、『いいふ』が出ていますね…

良い紋様じゃないですか…そう墓石店なら言うと思います。

だってこれ、最高級品のなかの最高級品ですから…

 

味があって凄く良いでしょう?

ですが、劣化しているかどうかであれば、凄く劣化しているし、問題がある石ですよね。

ですが、これを劣化とは言わないんです。

「風情」と言います。

これを解って買うのなら国産の墓石は凄く価値があります。

どんな高額な石でも良い所も悪い所もあります。

全部説明を受けてから決めた方が良いと思います。

 

国産墓石も中国産墓石もしっかりと説明させて頂きます。

全て聞いて納得してお求めください。

 

 

偽物の格安墓石店に注意下さい!

最近、困った事が良く起きます。

それは「最低価格保証」とか「他店のお見積りをお持ちください、確実にお安くします」そう歌って営業している会社との相見積もりです。

相見積もりであれば、後出しの方が絶対に有利です。

その為、牛歩戦術の様にお見積りを出すのに1週間、酷い所だと2週間掛かります。

それだけなら、良いのですが…問題なのは「最低価格保証」や「確実に安くする」

そう言っているのに、本当に安い墓石店と競合すると、

「その石は良く無いし、保証できないから、他の石に変えて下さい」

「40万以下、それで墓が建つ訳ないでしょう、詐欺ですよ! 詐欺」

そんな感じで断るのだそうです。

別に良いんですが…問題は

 

そういう石屋さんの話を聞いて、お見積りを出した後に…

此方を貶すお客様の存在です。

信頼を勝ち取れないのはこちらの努力不足だから仕方がない。

ですが、酷い言い方をしたお客様は戻ってきた時です。

「やっぱり、話を聞いたら高かったから、石の坊さんでお願いしたい」

そう言う時が一番困ります。

お客様の謝りの言葉が凄く痛いです。

「最低価格保証」や「確実に安くする」をうたっているなら、赤字でも建ててあげるべきだと思います。

最近少し、迷惑しています。

①40万円前後で2㎡前後の墓石の見積

②スターギャラクシーを使った墓石の見積

③中国深山吹雪の見積

④庵治石中目のお見積り

⑤インド黒 PANのお見積り

こう言ったお見積りで「できない」「ありえない」と言われて戻ってきました。

同じ石で同じ条件で相見積もり下さい。

案外、うちは安い…そういう石屋さんでも…嘘もありますよ。

 

本当の意味で価値ある墓石は石の坊まで

 

石の坊拘りの基礎! ご要望があれば作ります。

今現在、石の坊では、一部例外を除き尺基礎で墓石を制作しています。

都立霊園では尺基礎で制作すれば、基本的に他の墓石店よりも強靭だからです。

ですが、石の坊では当初、それを超える基礎を作っていました。

それは、群馬や茨城で強い墓石を作る為にしていた大きな割栗石を使った基礎です。

 

     こんな感じに大きな割栗石を入れて転圧します。

          採石を入れて転圧をして

       編み込んだ13ミリの鉄筋を入れます。 

 

此処までしてしまうと、ユンボやクレーンや打設機を使っても壊せない基礎になります。

最大の欠点は墓じまをする時に壊せない…それに尽きます。

実際に当社の墓石を解体する時には、簡単には壊せないので、割り増しをとられたそうです。

そこで今現在は尺基礎で作成しているのですが…

強靭な墓石を作って欲しい。

そう言う希望がある方には少しの割増しで作成させて頂きます。

強靭な基礎の墓石は石の坊までお問合せ下さい。

 

 

 

最近中国の石が悪いって聞いたのですが…

本日、来れたお客様で、ある墓石店のネットの情報を見せられて…中国の石について聞かれたました。

「中国の石は質が悪く10年もたてば問題が起きるため保証もつけない」

そういわれたのだそうです。

「中国の石だから保証をつけない」

確かにお客様が見せてくれたサイトにはそう書いていまして

帯状の線、スジ、ナデ、サビの写真が載っていました。

ただ、その写真を見て私は愕然としました。

だって…

 

その『悪い墓石の例』に使っている写真、どう見ても国産の墓石なんですよ。

しかも、その形状から考えて純国産墓石です。

※純国産墓石=日本の石を国内で加工したもの

この写真で、国産墓石は良くないから中国の墓石を使いなさいなら解りますが…

中国の墓石は悪いから、国産やインド産をつかえって…解りません。

だってね

帯状の線、スジ、ナデ、サビの写真が日本の墓石なのですから…

お客様に「この写真、日本の石ですよ」と説明したら驚いていました。

でも、こんなの一般人じゃ説明聞かないと解らないですね。

ちなみに、今度、このお客様は、本当にそうなのか見たいというので、染井霊園に一緒に行くことになりました。

この程度で問題なら、都立霊園なら数千下手したら万単位でみつかります。

ご参考ください。

墓石のご用命は石の坊まで、良い事も悪い事もご説明いたします。 

宮ケ瀬霊園に行った時の写真です。

宮ケ瀬霊園を見に行った時の写真です。

大きな区画で、石をふんだんに使った墓石が多くありました。

しかも、隣接している湖が凄く綺麗な場所でした。

ですが…実はこの霊園は石の坊には縁が薄く10年前に1度作っただけなんです。

もし、墓石の相談がございましたら是非お問い合わせください。

本物の御影石です。

本物の御影石、本郷事務所で展示しています。

良く、墓石に使う石を「御影石」と呼んでいますが…

本来は違う事をご存じでしょうか?

本当の御影石は御影町で取れていたこの石の事を言います。

石の業界の大先輩から大昔に私が頂いたものです。

これがその御影石です。

好みは別れますがなんとも言えない風格がありますよね

国産墓石だから良いと言うのはある意味騙しです。

良く「中国やインドの石より日本の石の方が絶対に良いから」

そういう営業をする墓石店が多くなってきました。

そういう墓石店に限って…

フレッシュな笑顔の営業マン。

優しい電話対応の女性アポインターが居る会社が多い…

そして、その人たちの多くは現場を知らない。

実際に古いお寺や霊園に行ってみれば解ります。

日本の石だって、そんないう程じゃありません。

少なくとも数百年綺麗でいるなんてあり得ない。

ですが…目の前に山ほど、それが解る墓石があるのに…信じ切ってしまい…ああっ国産の墓石って良いんだ。

そして、中国の石や加工は良くないんだ…そう思いこまされてしまう。

公平に判断すれば…事実とかなり異なります。

まず、これどう思います。

良く墓地や霊園でこう言う感じに朽ち果てた墓石を見かけませんか?

後ろの墓誌や外柵の羽目も含んで結構痛んでいますよね?

凄く古いんでしょう?

そう言うと思いますが、昭和40年前後…100年はおろか50年前後なんです。

これらの石は恐らく安山岩だから当たり前と言えば当たり前です。

ですが…決して安い石じゃありません。

例えば高級な石で有名な『本小松』は安山岩…遅かれ早かれ確実に将来こうなります!

 

次はこれです。

クリックすると拡大されます。

 

純国産墓石です(国内加工の日本の石です)

真壁小目石の最高級品なのですが、錆も出ていれば、流れもあります。

そして、酷いブチがありますよね…

ですが、この石を墓石店の多くの人は悪いとは言いません。

実際に、この石塔だけで100万円近い金額で販売されていた墓石です。

しかも、当時の100万円は今の金額にしたら倍以上の価値があると思います。

ちなみに、国産墓石を販売しているいる墓石店や石材店ではこのブチを「ふ」と呼びます。

「いやぁ青々していて良い真壁石ですね! しかも独特の「ふ」が沢山入っていて素晴らしい」

 

これが石屋さんから見た評価です。

もし、この1/3でも中国の石で出たら

「安い石を買うからそうなるんですよ! 交換した方が良いと思いますよ」

そういう評価になります。

実際に此処までの状態の中国の石は見た事がありません。

ちゃんと公平な評価はされていない気がします。

普通の一般人から見たら…どうでしょうか?

クリックすると拡大します

これも国産墓石です。

右下に白い線が入って上に拳大の大きな薄い「ふ」が入っています。

ですが、これで、綺麗な石なんです。

「なに言っているんですか?「ふ」が入っているからこそ…」

そういう説明をされると思います。

 

国産墓石だってこういう風に悪い面が沢山あります。

国産だから大丈夫です!

そう言うのは本当に良くないと思います。

どんなに高い石、有名な石でも悪い面は必ずあります。

そう言った欠点を素直に教えてくれる。

それが良い墓石店だと思います。

少なくとも中国の石は悪い石が多いですが、国産なら絶対に質が良いですから…

そういう墓石店には騙されないで下さい。

 

中国の石を悪く書く石屋さんが居ますが…上手いですね。

最近ホームページに幾つかの中国の石を悪く書く墓石店がいますが…

実際はどうなのでしょうか?

答えから言うなら…上手い、そう思いました。

悪い石の例に

G654、AG98、G688、G614、K12、この辺りをあげています。

何処が上手いのかって?

だって、これ本当に悪い石と実は凄く良い石を織り交ぜてあるんです。

例えば、G654とG614、これは水を良く吸う石で有名です。

だから吸水率という意味であれば、確かに良くありません。

ですから、海の近くや寒冷地では余り使っては良くない石です。

ですが、販売している当時は『物凄く売れた石』の代表で、大手石材店や老舗の石材店も含み販売している墓石店は少ないと思います。

だって数十万単位で販売された墓石で、民間霊園ではG614墓石の標準でしたから、30年以上の歴史のある墓石店では販売をしなかったお店は少ないと思います。

ですが…ちゃんとした墓石店では

マニュアルに『寒冷地に向かない』『海辺に向かない』その位は書いてありました。

取り扱いさえ間違わなければ、100年単位で持つ墓石です。

当時はグレーの石はG654が飛びぬけて安く、他にグレーの石が欲しいとなれば河北山崎といきなり高くなりますので

グレーの石が欲しくてお金が無いならG654を選ばなければならない。そう言った事情もあります。

ちなみにG654は数種類あって 長楽、長泰、角美、平和、甫田 等種類が多数あります。

その中で『吸水率が高く、水捌けも悪いのは3種類』位です。

それさえ、避ければ問題はありません。

ちなみに、今はもう無いですが『超級G654長楽』は値段がはりますが、水は吸うけど吐きだすので鎌倉や湘南辺りでも問題なく建てられる石でした。

ちなみにG614は流石に寒冷地は避けたい石ですね。

安い石の中での問題児は恐らくこの2つです。

 

AG98はどうか?

昔は、新大島と呼ばれた時期があり、一見すると大島に見える。

そういう石です。 

石屋でも「国産の大島だよ」と言われると日本に入って来たばかりの時は解らない墓石店があった程です。

特に問題は無く、埼玉あたりの高級霊園で沢山建っていますが問題は起きた事は少ない石です。

これも当時人気があったので大手石材店では万単位で販売しています。

我々みたいな石で商売している墓石店ではなく、石の評論家からも高評価な石です。

ちなみに、当時は国産の大島の墓石が破損をした際にご予算が無い方の修復材に使われた時期があります。

では、何故評判が悪いのか…

それは

「中国材なのに『国産の大島』と販売した詐欺業者がいた」

「バラや百合が売りの霊園でシミが…」

この辺りからです。

詐欺は石が悪いのではなくその会社が悪い。

薔薇や百合の色素はAG98じゃなく国産の石でも普通につく、偶々その霊園で沢山売れた白御影がAG98なだけです。

AG98という石、その物は決して悪くはないですね。

 

G688はどうか?

G688は石目こそ好みが別れますが、外柵材としては値段の割に高性能です。

実際に良く売れた時期にはこの石より外柵としての性能が良いのはMD5、アーバングレーレベルまでお金を出さなくちゃない。

そういう話でした。

そこ迄良い石をなんで悪く言うのか?

それはG668Hという石の一部に錆が出た。

そういう事があったからです。

ちなみにG688HとG688は全く別の石で名前が似ているだけで違う石です。

※G688Hも一部錆が出ただけだ、ちゃんとした素性の石は錆なんて出ません。

更に新G688も違う石です。

ちなみに、今本物のG688を手に入れる事は困難です。

今手に入るG688は殆どが新688。

普通には流通していません。

本来は良い石なのですが、悪い石と勘違いしているんじゃないかと思います。

この石も、商売絡みでなく評論家の評判が良い石の一つです。

 

K12は?

黒竜江省で産出される石の幾つもが、黒龍石の名前で販売されている石の一つです。

黒龍石は安心出来て、高品質な石の一つ。

採石場が寒冷地のため、中国産御影としては、比較的高価な石で関西では墓石材として大変多く使われています

黒竜江省で産出されるG1716(K-5)やG1790・G1791も黒龍石として販売されています。

つまり、黒龍石と呼ばれる石が幾つかあって、その中で比較的安いK12を良くないと言っているだけです。

それじゃ、黒龍石の中じゃ無くて石本来の質はとなれば、国産墓石でもこれ以下の品質の物もあります。

 

 

こんな感じです。

どうでしょうか?

この情報を知ったうえで…悪い石と言えますか?

 

ちなみに、中国の石を貶して、高額な国産やインドの石に切り替えようとする、墓石店が増えてきましたが…そもそも材料費が違います。

例えば

国産の石で安い 真壁石でもAG98の倍はしますし、大島に至っては最低でも大体5倍はします。

この価格差で考えたら、

車にすればプリウスとミライースで性能を比べている様な物です。

そりゃ、プリウスが良いって言うに決まっています。

もし、真壁石と比べるなら中国材なら中国マホガニーですら、安価です。

同じ土俵じゃありません。

公平な判断が必要かと思います。

G688で10年保証が出来ないから他の石をという墓石店はちょっと注意が必要です。

なぜなら、日本で一番大きな組合に加盟している石材店の多くは10年保証をつけています。

高額と言ってもこれは材料費の差です。

例えば、G688の金額に12万円も足せば、通常の墓石だけなら、真壁小目にはなります。

 

あと更に言いたいのは…

 

G654、AG98、G688、G614なんてもう流通していません。

これらの石を主軸に販売している墓石店は関東にはほぼありません。

※新とつく似た石はありますが…

凄く情報が古いと思います。

 

大体G614とかG654を販売していた時代は小さな石屋さんだと5種類しか石を扱わない墓石店があった大昔の話です。

 

※ちなみに私はどうしても新688でなく本物のG688が必要で仕入れましたが、凄く大変でした。

 

是非ご検討下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クンナムEシリーズ、まだあります…但し小さい原石ですが。

クンナムE、イースト、エンタープライズ。

この三種類の石を混同してクンナムEとして販売していた時代がありました。

結局は違う石でしたが、最高峰の石の一つであったことは間違いありません。

今でも人気のクンナムEシリーズですが、もう本当に手に入らないのでしょうか?

実は…まだ手に入ります。

小さな原石であれば持っている工場が見つかりました。

外柵まで…それは難しいですが、墓石のみならどうにかなるかも知れません。

ちなみにクンナムKなら外柵から作る事も可能です。

クンナムの墓石が希望なら、石の坊までお問合せ下さい。

 

 

 

高級な墓石…実はそんなに高くありません。

良く良い石を使うと凄く墓石が高くなるのでは…そう考えている人が多いと思いますが。

実は違います。

だって…

実際に高くなるのは材料費だけです。

同じ大きさの墓石ならそんな物です。

少なくとも、安い墓石の金額の2倍とか3倍には成りません。

精々が6割増しで収まると思います。

もし、高級な石で検討しているなら石の坊まで…

案外お得に墓石を建てる事が可能です。