お悔み営業ってなんですか?
簡単に言うと『死亡者情報を手に入れて営業する方法です』
墓石店の営業の基本…ネットが始まるまではそう言われていました。
その他は東京近辺では、電話営業。
アポインターを雇って電話営業を掛ける方法です。
「あんたらどこから情報を得ているの?葬式の次の日から来るわ来るわ、いったいどうなっとんだ?」
と何回も言われました。
正直に言う事は…できません。
だって…当時は死亡者リストをお金を出して買っていましたから。
『死亡者情報』ってリストやさんで売っていて。
亡くなってすぐの情報が1軒300円。
1日過ぎると価値がさがり100円。
今だとグレーだと思いますが…
当時は何処の墓石店でもやっていました。
墓石屋が聞く情報は1つ。
お墓を持っているかどうかどうかです。
「わたくし●●石材ともうしまして…お近くの霊園墓地をご紹介…」
聞いた事ありませんか?
誰かが亡くなったタイミングでそんな都合よく掛かってくるわけありませんよね…
勿論こんな営業ですから
塩をまかれる。
目の前で名刺を破られる。
怒鳴られる。
そんなのは当たり前です。
インターホンを鳴らすのは凄く嫌でしたね…
その他には、ポストに資料入れ…
死亡情報が出回っているから、みんなが入れています。
自分が墓石店を経営してから、一番最初に辞めたのはこれです。
こんな人の不幸につけこむ営業…私はやりたくないですから…