年間売り上げ数億円、、、とてもいきません!

最近石屋さんどうしの話し合いの席で「石の坊さん、最近凄いけどどの位利益あがっている?何億なの?」そう聞かれました。



確かに当社は「件数だけなら、物凄く契約しています。」ですが、、、、

単価が低くて、利益は低い金額で固定です。

結果、全然売り上げは低いです。恐らく平均すると1件辺りの売り上げは45万円位が多いです。

それでも件数をこなしているので売り上げはまずまずですが

ですが、利益は8万円前後、、、1か月に例えば10件契約しても利益は80万

そこから、給料や家賃、光熱費、車両代金を引いたら、、余り残らないのが解るかと思います。

つまり、「お墓の仕事が好きだから利益が低くても頑張っている。」そんな感じです。

1年間の利益で言うなら「億はおろか」1千万ですら遠い、、、そんな利益の会社です。

「利益を採って無いからこそ、当社は品質が良くて安い。」そう言えるのです。

ですが、、、「1か月に3件販売して、数千万の年間利益」、、、そんな仕事を羨ましく思う事もあります。

レクサスに乗って、肉奢るよで「叙々苑」、、、そして家賃で月200万の事務所。 

可愛がってくれる石材界の先輩ですが、小心者の私には無理ですね。

大理石の墓石



たまにお客様からのお問合せで大理石でお墓を作りたい。

その様なご要望があります。大理石でお墓を作る場合は正直申し上げまして

劣化や痛みを愛せるかが一番重要になります。

良くドラマなんかで見る、庭にある石像や海外のお墓の写真を見ると、表面がざらついて

いるのが何となく解ると思います。

ビアンカカローラや、漢白石等では勤め人時代に何回か建てた事もあります。

いずれも数年で劣化していきます。この劣化した状態が愛せるかどうかです。

都営霊園の場合はじっくり探せば実際に劣化した物が多数ありますので、

それを見て頂いて、好きかどうか? その判断が必要だと思います。

Y1(インド牡丹)について



最近メールやお電話でY1についてのお問合せを良く受けるようになりました。

良い石か悪い石かと問われれば「良い石です。」そう答えるのですが、

色々と難しい事があります。まずは名前です。実際は余り似ていないですが、

国産の墓石に「牡丹石」という石があります。ここから名前をとっています。

実際に牡丹石の写真と見比べると石目が違うのが解ります。

AG98を新大島と呼ぶのとちがって似ているから「牡丹」とついている訳ではありません。

そして、難しいのが「あたり、外れ」が多い石でもあります。

玉石の為、石目や色合いにばらつきがあります。その為、本当に綺麗な物から、あれこれ同じ石

そう思う物もあります。当たればよいですが、自分の石が外れだったら悲しくなりませんか?

又「流れ」のような模様もでてくる個体もあります。

その為、インド材に自信のある石材店以外からの購入は避けた方が良いかも知れません。

ある意味ギャンブル性なある石だと思います。

納骨で心底困った。 セラミックボンドで止まっていた。



最近、納骨で困った事があります。当社の場合は余り積極的に「他社の墓石の納骨をしていません。」

ですが、様々な理由で当社に依頼がくる事があります。

その中には大変困ってしまう事例もあります。

例えば物凄く大きな拝石(納骨の際に空ける蓋だと思って下さい。)の場合。

この間何と、幅が1.7m、奥行きが0.8メートルの大きさの物がありました。

到底1人では持ち上がらなく、結局予算も無いという事でお客様の息子さんと友人と一緒に持ち上げました。

(1度お断りしたのですが、予算の関係でどうしてもと頼まれ、職人をお願いしようとしたらその予算が無いそうです。 汗!)

まぁ、これ位ならまだ良いのですが、、、、

拝石がセラミックボンドで止まっていたお墓がありました。

写真のボンドがそれです。(墓石の接着につかうボンドで物凄く強固です。)

勿論、普通に空けられません。

何も解らずに納骨に行ったら、どんなに頑張ってもあきませんでした。

まさかと、思い拝石の下を見てみたら、少し浮いています。

お客様に連絡を取りまして開かない旨を報告します。

どうしても開けて貰わないと困るというので

「最悪、割れるかもしれない。」そう報告。

「どうにかして下さい。プロでしょう」と怒鳴られる。

仕方なく、近くのホームセンターで特殊なノコギリを購入。隙間から切断。結果

セラミックボンドと判明。

お客様到着、「セラミックボンドで止まっています。あけるのに時間がかかります。」と説明。

結局、開いたら携帯に連絡する。という事で一般お客様に引き上げてもらう。

1時間かかって切断。、、そして納骨。、、住職が居ない納骨で良かった。

お客様に事情説明。

「そんなもので止めていたなんてすいませんでした。」とご納得。

実はこれ、雨の中での作業でした。

「セラミックボンド」で拝石を止めるなんて、どんな石屋なんだ。ついそう思ってしまう経験でした。

ちなみに次同じ事があkつたら、「流石に断る」と思います。

最近、これをベースにして自分でお墓を作りたいという相談を受けました。



最近、当社のLPにある上記の写真についてのお問合せが数件ありました。

その多くのお話は当社で上記の状態まで施工をしてその先を自分でDIYする事は可能ですか?

そういう方でした。結論から言うと可能です。

一応、のご提案としまして、「水抜き穴を大きくして、蓋石を少し大きくして二つに切った状態で渡します。」

「そうすれば地下カロート」として使えます。とご説明して、「1万円だけプラスして頂いて全部で11万円で如何ですか?」

そんなお話しをしました。

そこまで、作ったら、お客様の方でレンガをホームセンターで購入して続きを作成していくそうです。

「一応、都営霊園の場合は、墓石を御影石で無い物で作っても問題ありません。」

「実際に当社でもクリスタルで作りたいという依頼もありましたし、金属のお墓を作りたい。」そういう相談は受けた事もあります。

思ったより価格が高く実際には実現していません。それはさておき

DIYでただ、問題なのは「工事申請」と「完了検査」です。 正しい寸法を図面に起こして、寸法通りに建っているか検査を受けます。

勿論、図面通りになって無ければ、直さなければなりません。この作業が難しいと思います。

ですが、実は、簡単な工事であれば都営霊園の場合は「簡易工事申請」という物があり、1日で終わる工事であれば、簡単な書類の提出で済む場合もあります。

そこで、「レンガを積む作業が「簡易工事」で大丈夫かどうか管理事務所で確認してみては如何ですか?」

その様にご提案してみました。流石にレンガでお墓を作った事はありません。

ただ、もし本当に頑張るのであれば応援はしてみたいと思います。

墓石の「ふ」「黒たま」についての考察


上の写真を見てどう思ういますか?

ものの見事に黒い玉が入っているのが解ると思います。 

実は先日、多磨霊園でお墓を建てている時に、女性の方から声を掛けられて見て下さいと言われたものです。

「何がなんだかわからずついていってみると写真の物を見せられました。」

「この墓石がどうかされたのですか?」その様に話すと

「うちのお墓に黒たまがあって気味が悪い」その様に言うのです。

確かに大きな黒玉のような模様が墓石の側面に入っています。

ですが、これは大小の差はありますが「真壁石」の場合は普通に入っている物なのです。

そこで「この石は真壁石という石でこのような「ふ」や「黒玉」が入っているのは当たり前の石なんです。

「えっそうなの」と驚いた顔をされて、せっかくなので、近くの真壁石をお見せして「皆んな入っているでしょう?」

とご説明しました。ですが、その女性からでた一言は「そんな石なら選ぶんじゃなかった。」でした。

詳しくお話しを聞くと、「国産の石の方が良いですよ。」と勧められてこの石を選んだのだそうです。

話を聞くともうかなり前で、当時、石塔だけで150万近くとられたそうです。

凄く立腹されていましたが、、、2段目を見て下さい。何も加工がされていないのが解ると思います。

そう、この石は「国内加工の真壁石」なのです。150万はどうか解りませんが、黒玉は入っていますが

青青した本当に良い真壁石です。

その事をご説明したら、喜んでいましたが、工事中の当社の石を見られて「この石綺麗ね高いんでしょう?」

そう聞いてこられました。実は建てていた墓石は「AG98」で外柵は「688」でした。

「貴方の墓石に比べたら全然安いです。」とも言えず、「そこそこですね。」とお茶を濁しました。

その後、この方から「仕事の邪魔をして悪かったわね」と職人人数分のジュースを頂きました。

ここで言いたい事は「販売会社はしっかりと良い石を選んで良い仕事をしています。」

ですが、「その石がどんな石でどんな特徴があるのか、そして石の良さをお客様にお伝えしなかった。」

結果、良い物を提供していたのに、「悪い物を掴まされた。」そうお客様に思われたわけです。

大変勿体ないお話です。

では「石の坊」だとどうするか?「多分真壁石その物を販売しません。」だってこの人は

「真壁石」が良いとも思ってないし、拘ってないのですから、それこそ「AG98」か「688」を販売した方が、

お金も使わず、理想に近いできで喜んだと思います。

我々、墓石店は「真壁石」「大島」「天竜」「庵治石」を良い石だと、頭の中で思っていますが、

知らない人が見たら、「どこにでもある普通の墓石にしか見えないかも知れません。」

実際に「稲田石」をお客様に見せたら「目が粗くて好みで無い」そう言われた経験もあります。

プロ意識も必要ですが、たまには「頭から知識を取っ払って」素人目線で石を見るのも必要だと思います。

物凄く安く墓石が買える「しのぎ契約」ですが、、



最近、お客様にお見積りを見せて頂いて、たまに「とんでもなく安い契約書」を目にします。

当社と同じように普段から激安で墓石を販売している会社なら良いのですが、

老舗で普段は高額な墓石店が「特別です。」とか「今回限り」という理由で安くなったら注意が必要です。

それは、「今、お金が必要だから値引いている。」そういうパターンもあります。

老舗の墓石店を始め、殆どの墓石店は、末締めの翌々月払いです。

その為、お客様から集金して納期が3か月であれば、4か月先まで支払わなくても納期どおりにお墓は建ちます。

「つまり100万円で墓石を販売したらそのお墓の石材費や職人への支払いは4か月後で良いのです。」

その為、お金が必要な時や借金の返済のためのお金や、資金繰りが旨く行かなくなると、

「社員に利益0円でも良いから」「最悪-10万でも良いから」現金の契約をとってこい。

そういう場合が結構あります。これを「取り回し契約」「しのぎ契約」と言います。

しのぎの意味は「その場しのぎ」の意味です。

この「取り回し契約」「しのぎ契約」がお見積りの場合だと激安の墓石店でもなかなか勝てません。

だって、尻に火がついているから利益0円でも赤字で墓石を販売しているのですから強敵です。

ですが、頻繁にこれが起こると怖いのが「一歩間違えれば倒産する状態」である場合が多いからです。

実際に私の勤めていた石材店では、私が集金してきたお金をその場で社員の給料として封筒に詰めていました。

墓石店が倒産しなければ、安く購入出来て良い話しですが。万が一倒産したらお墓が建ちません。

激安店でもないのに「自分だけ安くしてくれる」「原価よりも安い場合」は注意が必要です。

ただ、老舗や大手の墓石店の場合「高額な墓石が売れればすぐに資金繰りも回復します。」

一説によると「十一のサラ金からお金を借りてもちゃんと返せるのは石屋が多いそうです。」

チャンスととらえるか怖いから辞めると考えるかはお客様次第です。

墓石のしみと錆の判断



写真を見てどう思いますか? 上に塔婆があるので「これは木ジミですね。」そう解ると思います。

ですが、これが塔婆受けでなく違う場所だったら、錆に見えたりしませんか?

結構、「目視で錆に見えても、実際はシミ。」そういうケースも結構あります。

錆でも、シミでも落とす方法はあるのですが、ちゃんと区別して対応しないと大変です。

しっかりと、どちらか見極めて対応しましょう。

どちらか解らない場合はとりあえず購入した石材店にご相談しても良いかも知れません。

最近物凄く困っている事、、、墓石にイラストを彫る。

最近物凄く困る事があります。それが墓石に彫るイラストです。

なかなか決まらないで時間が掛かる事も困るのですが

それ以上に困るのは「事実上に彫れないイラスト」の依頼です。

プロのイラストの方に依頼したり、自分で作成して大変細かく作る方がいます。

ですが、注意しなくてはいけないのが、紙に書くのではなくなく、石に彫るのだという事です。

当社では基本、簡単なイラストは無料サービスです。ですが物凄く拘る人には 中々決まらないので

「ご自身でご用意したイラストをそのまま彫ります。」そういうサービスもしています。

「その際に必ず、石に彫るので太い線のイラストや文字にして下さい。」

その様にお願いをしていて、又「余りに細い物は彫れないので一部修正させて頂きます。」

とご説明させて頂いております。

ですが、、、、それでも物凄く細い線でイラストを持ち込む方が多くいます。

中には、本当に細かく作成され、それで修正すると、それでは価値は無いとおっしゃります。

それで良く私が伝えるのが「どうしてもと言うなら、ご希望通りにしますが割れようが掛けようが保証なしで良いですか。」です。


だって考えて下さい。彫る場所が石なのに、鉛筆の芯よりも細い線に囲まれている場所があります。

家の中に飾っておく石板ならともかく、外にある墓石なのですから余りに細いと簡単に欠けてしまいます。

それこそ、掃除した時に雑巾を引っ掛けたら、それで終わりです。

デザイナーの方もお客様も「彫刻する場所は石なのだ」という事を考えて貰いたいと思います。

墓石の破損 一番怖い傷 カギ傷



お墓に罅が入っていた、お墓が割れた、お墓のトラブルは沢山あります。

実は墓石店にとって「罅」や「割れる事」は実はあまり怖くないんです。

墓石の罅や割れは大抵は数か月、遅くても1年以内にでます。

その為、「これ石が原因だよね交換して。」それですみます。

実際にどんなに気を付けても出る時はでます。事実、有名な大手石材店でも結構な本数に割れや罅が出て交換しています。

「1年未満ででた物で割れたり欠けたものは商社が交換してくれるからあまり怖くありません。」

ただ、それでも作業工賃は会社持ちなので地味に痛くはあります。

私は大手石材店に勤めていた時にクレーム対応もしていたのですが、見た瞬間「割れていた」「罅がはいっていた。」

思わずクレーム担当として「ついている」そう思いました。何故なら「石が悪かったようだから交換して。」その様に

会社に報告してお客様に負担なく対応できるからです。ですが、そんな中で怖いのが傷です。

傷だと、許容内で済まされるケースもあるし、リペアで良いんじゃないか。そう上司に言われて終わってしまいます。

で、その中でも1番怖いのが「カギ傷」カギ傷の名前の由来は「鍵傷」、嫌な話し、車に鍵で傷つけた犯罪を元に着いた名前

です。つまり、人為的な可能性が高い傷です。 (務めていた会社の名称なので他では違うかも知れません。)

解りにくいですが、写真を見ていただくと石目と違った形に何かで引いたように傷がついているのが何とか解ると思います。

又、割れたのではなくこそぎ取った感じにも見えます。これが「カギ傷」の特徴です。

人為的に傷をつけられた可能性も高いのでなかなか話しが進みません。

商社は「この傷は自然につくものではない」そう言い張りますし。

お客様は「わざと傷つけるわけないだろう」

平行線になります。結果、誰かが泣く事になります。

お客様にとっても、会社にとっても1番難しい判断の傷です。

最近では相見積もりした業者が自分の所で決まらなかったから腹いせに「傷付けられた」そういう話しがあります。

そうやって傷付けられた傷の多くは「カギ傷」に見えます。

流石に「お客様は誰かに恨まれていませんか」とも聞けません。

なので私が1番怖いのはこの「カギ傷」です。